ある日の夕方、いつものようにお風呂の準備をしようとしたとき、突然給湯器のリモコン(操作パネル)が反応しなくなりました。
普段ならボタンを押すとすぐにピッと音がして画面が点灯するはずが、どんなに押しても無反応。まるで電源が入っていないような状態でした。家族もお風呂に入る予定だったため、一瞬パニックに。
突然のトラブルにどう対応したか
まずは、リモコンの電源を疑いました。リモコンが電池式ではなく壁に取り付けられているタイプだったので、コンセントや電源の確認をする必要がありました。給湯器自体のメインスイッチが切れている可能性もあるので、浴槽付近にある本体の電源を確認。ですが、特に問題は見つかりませんでした。
次に試したのは、リモコンの配線の状態を確認することでした。万が一配線が緩んでいるだけなら自分で直せるかもしれないと思い、リモコンを慎重に外してみました。しかし、素人の目では問題が分からず、むしろ壊してしまうリスクがあると感じたため、それ以上触るのをやめました。
ネットで情報収集
次に取った行動は、ネットで同じような事例を調べることでした。「給湯器 リモコン 反応しない」というキーワードで検索すると、意外と多くの人が似たようなトラブルを経験していることが分かりました。その中で特に参考になったのは以下のアドバイスです:
- 停電やブレーカー落ちを確認する – 停電やブレーカーの影響で給湯器が動かなくなることがあるそうです。
- リセット操作を試す – 給湯器の本体にリセットボタンがある場合、それを押すことで問題が解決するケースがあるとのこと。
- 専門業者に連絡する – 自分で解決できない場合は、プロに相談するのが最善とのこと。
これらを参考に、まずブレーカーを確認しましたが問題なし。その後、給湯器本体のリセットボタンを探しましたが、見当たりませんでした。
専門業者への連絡
最終的に、専門業者に連絡することに決めました。給湯器に記載されていた電話番号に、すぐ電話をかけました。担当者は非常に丁寧で、症状を説明すると「おそらくリモコンか本体の故障の可能性が高い」とのことでしたが、この時期は業者が多忙のため、来れるのは翌日以降とのことでした。
業者の方が来るまでの間、家族でお湯の使い方を工夫しました。例えば、電気ポットでお湯を沸かして食器を洗ったり、シャワーは近くの銭湯を利用したりして何とか乗り切りました。
修理の結果
翌日、業者の方が到着し、給湯器の本体とリモコンの状態をチェックしてくれました。結果として、給湯器の本体とリモコンの故障はなく、原因は漏電検知であることが分かりました。確かに電源プラグにある漏電動作時のランプが点灯していました。
給湯器のシステムが安全のために動作を停止していたのです。業者の方によると、湿気や長期間の使用によってこうした問題が発生することがあるそうです。漏電復旧ボタン(下記写真を参照)を押して、全体の動作を確認した結果、無事復旧することができました。
教訓とまとめ
今回の出来事を通じて、普段何気なく使っている設備のありがたさを再認識しました。また、突然のトラブルに備えて、以下のポイントを心に留めておくことが大切だと感じました。
- 緊急時の対応方法を調べておく – 特に家電や設備の取扱説明書を手元に置いておくこと。
- 信頼できる業者をリストアップしておく – 突然のトラブル時に慌てないためにも。
- 設備の定期点検を検討する – 長年使っているものは、事前に点検してもらうことで故障を防ぐことができるかもしれません。
また、漏電が発生した際は、焦らずに以下のいずれかの復旧作業を行いましょう。
- ブレーカーを落とし、10秒ほど待ってからブレーカーを復帰させる。※なぜ10秒待つのか?これは、ブレーカー内部の回路が復帰に適した状態になるために必要な時間です。10秒程度の待機時間を取ることで、漏電の原因が一時的なものである場合、リセット後に正常に電源が復帰することがあります。
- 漏電復旧ボタンを押してみる。
- 異常が続く場合は、専門業者に点検を依頼する。
漏電は安全に関わる重要な問題なので、自己判断で復旧作業を行う際には、十分に注意が必要です。特に、何度も漏電が繰り返される場合や異常が続く場合は、専門の修理業者に相談し、根本的な原因を突き止めることをおすすめします。
以上が、昨日給湯器のリモコンがつかなくなった話でした。同じようなトラブルに見舞われた方にとって、少しでも参考になれば幸いです。